シンポジウム

公開シンポジウムは、おかげをもちまして終了いたしました。
講演に関する資料は、以下のプログラムからご覧いただけます。

第二回公開シンポジウム「エネルギー持続性への挑戦」
~サステイナブルなエネルギー需要とライフスタイルの変化~
開催日:2008年9月29日(月)13:00~17:50
会場:丸ビルホール(東京都千代田区丸の内2-4-1丸ビル7階)

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趣旨

 本年7月に北海道洞爺湖において開催されたG8サミット(主要国首脳会議)では、「2050年までに世界全体の温室効果ガス排出量を少なくとも50%削減することを目標とするビジョン」を、国連機構変動枠組み条約のすべての締約国と共有し採択することが合意されました。したがって今後日本が、先進国として主導的役割を果たしてゆくためには、野心的な温室効果ガス排出量の総量削減目標を作成し実施しなければなりません。
 さらにエネルギー利用という観点からみれば、急速な経済成長と共にエネルギー需要の急増が予想されるアジア諸国の中において、日本は「省エネ大国」としての高い技術力を広めると同時に、上記目標達成につながる「持続可能なエネルギー需給体制」を提案し実践することが、アジア、ひいては地球の持続可能性実現のために期待されている課題ではないでしょうか。
 本シンポジウム「エネルギー持続性への挑戦」は、21世紀の持続可能なエネルギー需給体制について提言することを目標としています。第一回シンポジウムでは21世紀の「エネルギー供給」の体制について技術的側面を中心に議論を行いました。今回は、世界のエネルギー需給に多大な影響を及ぼす中国の動向も視野に入れながら、持続可能で豊かな社会における、「エネルギー需要」に焦点をあてます。特にライフスタイルに直接影響を及ぼす民生部門と運輸部門に注目し、持続可能な社会構築に資する技術革新と社会経済システムや制度・政策について議論し、提言を試みます。

概要

開催日 2008年9月29日(月)13:00~17:50
会場 丸ビルホール(東京都千代田区丸の内2-4-1丸ビル7階)
参加費 無料
定員 300名 ※定員となり次第申し込みを締め切らせていただきます。
主催 東京大学サステイナビリティ学連携研究機構(IR3S)
共催 昭和シェル石油株式会社
協力 三菱地所株式会社
お問い合わせ 開催内容についてのご質問は下記メールアドレスにてお問い合わせ下さい。
E-mail :info@imo-inc.co.jp
TEL : 03-5568-1914(土、日、祝・祭日を除く10:00~17:00)

プログラム

開会挨拶
13:00~13:05 武内 和彦
(東京大学大学院 農学生命科学研究科 生圏システム学専攻 教授、IR3S副機構長)
13:05~13:10 木村 惠司 (三菱地所株式会社 代表取締役社長)
基調講演
13:10~13:40 「低炭素社会シナリオ2050」PDF 資料 [PDF/2.7MB]
佐和 隆光 (立命館大学大学院 政策科学研究科 教授、京都大学 経済研究所 特任教授)
講演
13:40~14:20 「持続可能なエネルギービジョン-日本のTriple50と中国2030年から2050年へ至る道筋-」
PDF 資料 [PDF/3.1MB]
湯原 哲夫 (東京大学 IR3S 特任教授)
14:20~15:00 「サステイナブルな交通システム」PDF 資料 [PDF/3.0MB]
須田 義大 (東京大学生産技術研究所 機械・生体系部門 教授)
15:00~15:40 「住宅/建築物の省エネルギー技術とその普及」PDF 資料 [PDF/1.8MB]
坂本 雄三 (大学院工学系研究科・工学部 建築学専攻 教授)
15:40~15:55 休憩
パネルディスカッション
15:55~17:45

「21世紀のエネルギー需要:技術革新と社会経済・社会制度」

【モデレーター】
花木 啓祐 (東京大学 大学院工学系研究科 都市工学専攻 教授、IR3S兼任教授)

【パネリスト】
湯原 哲夫
須田 義大
坂本 雄三
赤池 学 ((株)ユニバーサルデザイン総合研究所 代表取締役所長)PDF 資料 [PDF/1.9MB]
長島 俊夫 (三菱地所株式会社 代表取締役専務執行役員)PDF 資料 [PDF/2.4MB]
宮崎 緑 (千葉商科大学 大学院政策情報学研究科 教授)

閉会挨拶
17:45~17:50 伊藤 智明 (昭和シェル石油株式会社 執行役員)

注)掲載資料の無断使用・転載・複製は禁止します。

当日の様子

会場全体風景

木村代表取締役社長(三菱地所株式会社)による開会挨拶

佐和教授

湯原教授

須田教授

坂本教授

花木教授

赤池所長(株式会社ユニバーサルデザイン総合研究所)

長島代表取締役専務執行役員(三菱地所株式会社)

宮崎教授

伊藤執行役員(昭和シェル石油株式会社)による閉会挨拶

受付風景


プロフィール

武内 和彦 Kazuhiko Takeuchi

◆現職
東京大学大学院 農学生命科学研究科 生圏システム学専攻 教授
IR3S副機構長
◆学歴
<1974年>東京大学理学部地理学科卒業
<1980年>農学博士(東京大学)
◆著書・論文
『地球持続学のすすめ』(岩波ジュニア新書、2007年)
『ランドスケープエコロジー』(朝倉書店、2006年)

木村 惠司 Keiji Kimura

◆現職
三菱地所株式会社 代表取締役社長
◆学歴
<1970年>東京大学経済学部卒業

佐和 隆光 Takamitsu Sawa

◆現職
立命館大学大学院 政策科学研究科 教授
京都大学 経済研究所 特任教授
◆学歴
<1965年>東京大学経済学部卒業
<1971年>経済学博士(東京大学)
◆著書・論文
『この国の未来へ』(ちくま新書、2007年)
『日本の「構造改革」』(岩波新書、2003年)

湯原 哲夫 Tetsuo Yuhara

◆現職
東京大学 IR3S 特任教授
◆学歴
<1968年>東京大学工学部船舶工学科卒業
<1982年>工学博士(東京大学)
◆著書・論文
『エネルギ自給率向上のための技術的展望』経済同友会/富士通総研共同フォーラム『エネルギー自給率50%』(イニシアティブ、2003年)
日本経済新聞(朝刊)セミナー『エネルギー新世紀』2003年2月17日から4月18日全43回連載

須田 義大 Yoshihiro Suda

◆現職
東京大学生産技術研究所 機械・生体系部門 教授
◆学歴
<1978年>東京大学工学部機械工学科卒業
<1987年>工学博士(東京大学)
◆著書・論文
『Evaluation of driver’s behavior with multibody-based driving simulator』(Multibody System Dynamics, DOI 10.1007/s11044-007-9041-y, Springer Netherlands、2007年)
『Modeling of Electromagnetic Damper for Automobile Suspension』(JSME International Journal of System Design and Dynamics (JSDD), vol. 1, No. 3, pp. 524-535、2007年)
『Control of Self-routing System using Active Steering Bogie with Independetly Rotating Wheels』(Proc. Of 20th International Symposium: Dynamics of Vehhicles on Roads and Tracks(IAVSD2007), Berkelye, California, pp.297-298、2007年)

坂本 雄三 Yuzo Sakamoto

◆現職
東京大学大学院 工学系研究科 建築学専攻 教授
◆学歴
<1971年>北海道大学卒業
<1978年>工学博士(東京大学)
◆著書・論文
『省エネ・温暖化対策の処方箋』(日経BP企画、2006年)
『新・住まい学』(日経BP、2004年)

花木 啓祐 Keisuke Hanaki

◆現職
東京大学大学院 工学系研究科 都市工学専攻 教授
IR3S兼任教授
◆学歴
<1975年>東京大学工学部都市工学科卒業
<1980年>工学博士(東京大学)
◆著書・論文
『Estimation of heat rejection based on the air conditioner use time and its mitigation from buildings in Taipei City』 (Building and Environment Vol.42、2007年)
『Applying choice experiments to valuing the different types of environmental issues in Japan』
(Journal of Environment al Management Vol.84、2007年)
『都市環境論』(岩波書店、2004年)

赤池 学 Manabu Akaike

◆現職
株式会社ユニバーサルデザイン総合研究所所長
◆学歴
<1980年>筑波大学第二学群生物学類卒業
◆著書・論文
『ブラインドテストNO.1』(ダイヤモンド社・共著、2007年)
『昆虫力』(小学館、2006年)

長島 俊夫 Toshio Nagashima

◆現職
三菱地所株式会社 代表取締役専務執行役員
◆学歴
<1971年>慶応義塾大学商学部卒業

宮崎 緑 Midori Miyazaki

◆現職
千葉商科大学 大学院政策情報学研究科 教授
昭和シェル石油株式会社 監査役
◆学歴
<1983年>慶應義塾大学大学院法学研究科修了 法学修士
◆著書・論文
『インフォームド・コンセントを形成するためのリスクコミュニケーション』(日本地域学会学術大会、2004年)
共著:熊田 禎宣、宮崎 緑、吉田 大悟
『リスクコミュニケーションの政策評価は定年廃止をもたらしうるか』(日本計画行政学会、2004年)
著者:熊田 禎宣、菅野 愛、那須 貴文、宮崎 緑、草瀬 美緒
『ユビキタス情報社会は定年廃止のリスクを受容可能にするのか』(日本社会情報学会、2004年)
著者:熊田 禎宣、菅野 愛、宮崎 緑、草瀬 美緒

伊藤 智明 Tomoaki Ito

◆現職
昭和シェル石油株式会社 執行役員研究開発部長 兼 環境安全(HSSE)部長
◆学歴
<1980年>東北大学 工学部化学工学科卒業


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